Daijob Global Recruiting Co., Ltd. | グローバル転職求人倍率 2015年8月

REPORT2015/09/25

金融業「銀行・証券関連」での法務コンプライアンス職需要増

2015年8月 グローバル転職求人倍率1.35倍

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：篠原 裕二）は、2015年8月末時点のグローバル転職求人倍率（※）をまとめました。

※グローバル転職求人倍率：2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの　＜転職求人倍率＝求人数÷転職希望者数＞

◆職種別グローバル転職求人倍率

　グローバル転職求人倍率を職種別に見てみると、トップは「総務/人事/法務」、前月比0.56ポイント増で、6.00倍の高倍率となりました。次いで、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が前月比0.81ポイント減の4.30倍、「機械（自動車/プラント/精密機器）技術系」が前月比3.20ポイント増の4.08倍となりました。
　「総務/人事/法務」が6.00倍の高倍率となったのは、求人数が前月比1.44倍に増加したことが要因と考えられます。特に、法務コンプライアンス職での求人数は、2013年8月以来、過去最高となりました。法務コンプライアンス職を募集している業種を見てみると、銀行・証券関連が44％を占めました。また、キャリアレベルではマネージャー職が、半数を占めました。

◆業種別グローバル転職求人倍率

　グローバル転職求人倍率を業種別に見てみると、「金融業・保険業」が前月比1.70ポイント増の3.55倍でトップ、次いで「製造業」が前月比0.12ポイント増の2.10倍、「情報通信業」が前月比0.08ポイント増の1.41倍となりました。
　「金融業・保険業」では、求人数が前月比1.39倍に増加、特に、銀行・証券関連での求人数が2013年8月以来、過去最高となりました。その募集職種を見てみると、法務コンプライアンス職での募集が最も多く24％を占め、次いで投資銀行業務/M&A職での募集が22％を占めました。「金融業・保険業」の内銀行・証券関連での法務コンプライアンス職での求人数は、2015年4月以降、増加傾向であることが明らかになりました。
　日系企業の海外進出に伴い、海外進出を支援する銀行での法務コンプライアンス職や投資銀行業務/M&A職のニーズが、増加しているのではないかと考えられます。

詳しいレポートはコチラ → 2015年8月度グローバル転職求人倍率

BACK TO INDEX