~英語力の高い人材、コロナ後の方が年収アップ。50代女性においては女性平均年収の約2.2倍に~

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REPORT2020/11/20

【独自調査】アフターコロナ時代、英語力が年収に与える影響は?
~英語力の高い人材、コロナ後の方が年収アップ。50代女性においては女性平均年収の約2.2倍に~

 バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、同サイトの登録者の英語力および企業からのスカウトデータ(※1)をもとに、英語力が年収に与える影響について独自調査を行いました。

【調査結果のポイント】
■英語力をもつビジネスパーソン(TOEIC475点以上)の平均年収は、コロナ前よりコロナ後の方が約1.1倍高くなった(※2)
■コロナ後、50代女性においては、日常会話レベルとビジネスレベルの平均年収差を比較すると約1.7倍(271万円)もの差が開いた(※3)
■コロナ後、英語力がビジネスレベルの50代女性の年収は、国税庁が示す女性平均年収(※4)より約2.2倍(369万円)高くなった

※1.スカウトとは、Daijob.comに求人掲載している企業が、同サイトに会員登録し匿名履歴書を公開している求職者に対して、求人の応募を促すサービス
※2.日本7都道府県に緊急事態宣言が発出された2020年4月を境に、2020年3月までを「コロナ前」2020年4月以降を「コロナ後」とする
※3.日常会話レベルをTOIEC475~730点、ビジネスレベルを735点以上とする
※4.国税庁による「令和元年分 民間給与実態統計調査」の女性平均年収

■はじめに
 新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の働き方や雇用、収入に大きな影響を与えています。非正規雇用の多い女性においては、減収、失業など雇用状況の悪化や、業界によっては、早期退職者の募集や採用活動を見合わせる企業が増えるなど、厳しい状態が続いています。こうしたなかで、雇用状況の改善や転職を有利に進めるべくスキルアップを検討する人も増えてきています。そこで当社は、英語力が転職活動や年収に有利に働くのかどうか、コロナ前とコロナ後を比較して調査を行いました。

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【調査期間】①コロナ前:2019年4月~2020年3月
      ②コロナ後:2020年4月~2020年9月
【調査対象】Daijob.comに掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍の求職者
【調査人数】①コロナ前:7,806人(男性・3,363人 女性・4,443人)
      ②コロナ後:4,432人(男性・2,662人 女性・1,770人)
  ※質問により未回答もあるため、集計結果は必ずしもこの人数と合致していないことをご了承ください。
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■調査結果

 1.英語力を持つビジネスパーソンは、全年代においてコロナ後に年収がアップ

1.英語力を持つビジネスパーソンは、全年代においてコロナ後に年収がアップ

 コロナ前とコロナ後を比較すると、日常会話レベル・ビジネスレベルともに、いずれの年代においても、コロナ後のほうが企業から高い年収でスカウトを受けていることが分かります。とくにビジネスレベルの英語力がある場合、50代の年収はコロナ前と比べて83万円増加と、全年代のなかで最も大きく伸長しています。コロナ後は、英語力をはじめとしたスキル、および経験をもった「即戦力として活躍できる人材」が、より一層求められていることが推測されます。

 2.コロナ後、50代女性においては英語力によって年収差が約1.7倍に

2.コロナ後、50代女性においては英語力によって年収差が約1.7倍に

 女性ビジネスパーソンの英語レベルに伴う年収差を比較すると、コロナ前・コロナ後ともに、年代が上がるにつれ年収差に大きな開きが出ています。コロナ後を見てみると、50代においては英語力によって約1.7倍もの年収差が出ていることが分かりました。コロナ後は、英語力が日常会話レベルの場合、50代女性の年収条件が厳しい状況になったことが示唆されますが、ビジネスレベルの英語力の場合は、転職活動において有利に働いていることが推測できます。

 3.英語力がビジネスレベルの50代女性は、女性平均年収の約2.2倍に

3.英語力がビジネスレベルの50代女性は、女性平均年収の約2.2倍に

 2019年の国税庁の調査では、年齢が上がっても女性の平均年収に大きな変化はありません。業界や雇用形態によってはコロナの影響で雇用状況が厳しい女性も増えるなか、英語力をもつ女性ビジネスパーソンにおいてはコロナ後においても、年齢が上がるにつれて企業から高い年収でスカウトを受けていることが分かります。とくに50代の女性においては、国税庁調査の女性平均年収と比べて、ビジネスレベルの英語力であれば約2.2倍(369万円)の年収差となりました。

■調査結果を受けて
ヒューマングローバルタレント株式会社 代表取締役 横川 友樹
 新型コロナウイルスの感染拡大後は、多くの企業で「未経験歓迎」の求人が減り、「即戦力となる優秀な人材」を求める傾向が強まり、人材市場に大きな変化が起こりました。グローバル社会全体でも、経済の縮小が懸念されていますが、語学力が活かせる人材を通して、グローバル人材・企業をDaijob.comがサポートすることにより、経済の発展に貢献していきたいと思います。

【本調査対象者の属性詳細】
本調査対象の属性詳細1 本調査対象の属性詳細2
≫調査対象の特徴
 企業からスカウトを受けた登録者の受診率は、コロナ前後で英語力の割合と年代はほぼ同じでしたが、差が見られたのは、男女の割合「男性:17%増加、女性17%減少」でした。

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